太陽の里 おおたかの森

令和3年2月竣工の特別養護老人ホームです。

この一角だけが調整区域で周囲は一種低層住居専用地域と緑地公園に囲まれた立地でした。

当初3階建てのプランで、地盤レベルも周囲道路に比べ1m程度高めでしたが、近隣住民様とのお話しで、圧迫感の軽減という目的もあり、2階建てとし、地盤面も下げました。

2階6ユニット(10名×6)でしたが、施主様のご要望で介護職員室を2ユニット間に設けられるようレイアウトしました。

このような大きな建物では中心部での採光換気排煙の開口部を設けるのがなかなか難しく、2階はユニット間に空間を設け上部吹き抜けとし、1階は上部からの吹き抜けを連続するのが難しい場合は天窓が必要になります。

1階に多床室40名および管理部門、調理部門、機械浴室、地域交流スペースの配置としましたが、エントランスホールと多床室用の食堂・機能訓練室に関しては大型のトップライト(天窓)を設け、採光換気排煙を確保しました。

大型の機械浴室は出入口開口を大きく取り、使いやすくしてます。 個浴は介護用のユニットバスとし、専用の車いす型の昇降機能のあるリフトキャリーと連結できるタイプになっています。

DATA

事業主体社会福祉法人 正心会
用途特別養護老人ホーム(個室ユニット10名×6ユニット、
多床室40名)、地域交流スペース
構造規模鉄骨造ラーメン構造 2階建、建築面積:2415.16㎡、延べ面積:4020.61㎡
敷地面積5037.46㎡
主な仕上屋根:ウレタン塗膜防水、外壁:ALCt100塗装、一部デザインパネル塗装
内装:天井・壁 石膏ボード ビニルクロス張り他  床:シート張り
設計監理サルトアセットマネジメント(株)/ 
株式会社イデア建築設計事務所